中古マンションを購入する際、眺めや日当たり・風通しの良いバルコニーを気に入って、購入を決断される方もいらっしゃいますよね。
しかし、そうしたメリットの反面、小さいお子さんがいるご家庭の場合、マンションのバルコニーはお子さんが転落してしまう危険性があるのです。
意外なものが転落の原因となるケースも
毎年数件の子どもの転落事故に関するニュースが流れますが、同年代のお子さんを持つ親御さんとしては、そういったニュースを見聞きする度に心を痛めていることでしょう。
お子さんがバルコニーから転落してしまう原因としてよく言われているのが、エアコンの室外機です。
中古マンションの場合、既にエアコンが設置済の物件もありますよね。
大人にとっては単なる室外機でも、好奇心旺盛な小さいお子さんにとっては、室外機も遊び道具の1つとなります。
しかし、実は室外機だけでなく、ガーデニング用のプランターや読み終えた新聞紙・雑誌の束なども足場となり、それに登った結果事故が発生したケースも少なくありません。
さらに近年は、高い所を怖がらない『高所平気症』のお子さんが増えていることも、事故につながる要因の1つと考えられています。
高所平気症の原因の1つとしては、新築マンションや中古マンションなど、幼い頃から高い場所で生活しているため、高さに対する恐怖心が育ちにくいからと言われています。
あまり聞き慣れない言葉ですが、中古マンションを購入する方は、ぜひ覚えておきましょう。
大切な子どもを守るために行うべきこと
先述の項目では、子どもの転落事故の原因となる点について述べましたが、ここからは、それを防ぐためにご家庭でぜひ行って頂きたい対策をご紹介します。
1.バルコニーや窓の高い箇所に補助鍵を取り付ける
通常、窓の鍵は小さいお子さんの手が届かない箇所に付いていますが、3歳以上のお子さんですと、椅子や踏み台を使って鍵を開けることができるケースもあります。
それを防ぐために、元々付いている鍵とは別に、お子さんが椅子に乗っても手が届かない高さに補助鍵を取り付け、勝手に開けることを防ぎましょう。
2.踏み台になりそうな物は絶対置かない
先述の項目で挙げた、エアコンの室外機やガーデニング用のプランター・古新聞や雑誌の束などは、お子さんにとっては格好の踏み台です。
5~6歳くらいのお子さんであれば、わずか20cmの高さの踏み台があれば、簡単に柵をよじ登ることができるそう。
そのため、そうした踏み台になりそうな物は絶対に置かないことを徹底します。
ただし、エアコンの室外機だけは室内保管することができないので、なるべく高い場所に取り付けてもらうか、低い位置に置くなら柵から60cm以上は離すようにしてください。
3.室内では窓際に足場となる物を置かない
子どもの転落事故が起きる場所は、必ずしもバルコニーとは限りません。
リビングや寝室にある窓で、外側に転落防止柵がついていないタイプの窓も、事故の発生が起きやすい場所です。
そのため、室内だからと安心せず、ソファやテーブル・ベッドなど、足場となる物を窓の近くに設置することも避けましょう。
まとめ
お子さんを不慮の事故から守る1番の予防策は、親御さんやご家族の方が目を離さない・お子さんを1人にしないことですが、四六時中見ていることは難しいですよね。
だからこそ、日頃からの対策を行い事故が起きる可能性をできる限り低くし、楽しいマイホームライフを過ごしましょう。
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