岡崎市の災害への備え

岡崎市の今までの災害の歴史を紐解いてみましょう。

明治24年の濃尾地震では家屋倒壊が多数、矢作川の堤防に亀裂が入り、床上浸水の被害が。

昭和19年の昭和東南海地震では東海道線の地盤が陥没し不通となったほか、紡績工場で外壁の倒壊があり、10名以上の工員が圧死したこともありました。

昭和20年の三河地震では、矢作町、六ツ美町、福岡町で建物の全壊・半壊が起こっています。

台風による水害も度々起きています。

このように、様々な災害と向き合ってきた岡崎市ですが、現在はどのような備えを行っているのでしょうか。

 

南海トラフ地震に備えて

南海トラフ地震とは、四国の南にある水深4,000m級の深い溝(トラフ)沿いが震源域と考えられる巨大地震の事です。

過去100~150年の間隔でM8前後の地震を繰り返しており、ここ数年はいつ地震が起こってもおかしくないと言われています。

岡崎市でも南海トラフ地震が起こった場合、震度6以上の強い揺れが起こることが想定されています。

そのため、市の全域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。

愛知県防災会議地震部会が発表した岡崎市の被害予測によりますと、人的被害は最大約700人、全壊・消失棟数は約16,000棟と想定されています。

この数字は理論上の予測ですが、あらかじめ災害を想定して備えてくことにより、この数字より被害をもっと減らせるはずです。

 

おかざき防災緊急メール「防災くん」

将来起きるかもしれない大地震に備えて、岡崎市では平成23年から防災関連情報を発信するメーリングサービスを始めました。

情報では大雨・洪水・暴風などの警報情報、土砂災害警戒情報、記録的短時間大雨情報、地震情報など8種類の防災情報を配信します。

パソコン又は携帯でメールを受け取ることが出来、市民がいち早く災害に備える事を目的としています。

外国人市民の方も利用できるよう、ポルトガル語・英語・やさしい日本語で配信しています。

 

帰宅困難者支援

巨大地震が起こった場合、公共交通機関が停止するため徒歩や自転車での帰宅を余儀なくされます。

岡崎市では帰宅困難者の発生を想定し、徒歩帰宅者を支援するためのマップを作成しました。

トイレ、水道水などの提供が受けられる「徒歩帰宅支援ステーション」の場所を掲載した「徒歩帰宅支援マップ」と、帰宅困難とならないよう、徒歩で帰宅する場合の注意点や普段からの備えについて記載した「帰宅困難対策マップ」の2種類を作成しています。

マップでは徒歩でのルートを赤色にて表示し、ルート付近の徒歩帰宅支援ステーション(コンビニエンスストア・ガソリンスタンド・郵便局など)が記載されています。

このマップは災害時に地域の徒歩帰宅支援ステーションで入手できます。

 

終わりに

 

岡崎市の防災についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

他にも、市では地域の防災備蓄倉庫の整備や、耐震性貯水槽の整備等を進めています。

安心して生活できる街づくりを進める岡崎市の中古一戸建てをお探しなら、ピタットハウス北岡崎店にお問い合わせ下さい。

新築のように綺麗にリフォームされた中古一戸建てや、リノベーション可能な中古一戸建てなど、皆様のご希望に応じてご紹介します。